雑記
2008
そして早速ネタにしようかと思っている^^
というか、それで1つ短い文章打ったからここに落としておきます^^
ネタになるかなと思ってって言われたら期待に応えるしかないよね!
本当にありがとうございました!
というわけで続きに酷い双子妄想↓
亮たん視点です。
あ、久しぶりに(1年振りくらい?)に文章書いたからひどい出来だよ。
あと校正とかまったくしてないので誤字脱字文章のねじれは見逃してね←
そして当然のように亮淳(別に淳亮でもいいけど)なので、苦手な方は注意してください><
ここに来てる以上それはないと思うけど^^一応^^
その番組を見たのは偶然だった。
若い女の子に人気のアイドルグループによる番組。
番組名は興味がなかったから覚えていない。
居間のソファに座りながら、たまたまルドルフから戻っていた淳と一緒にただ眺めていた。
特集されていたのは、双子。
自分達の他に双子を見かけることはほとんどなかったから、そういうこともあるんだ、程度にしか思っていない。
ああ、でもそういえば淳と一緒にテニスをしてたからここまで上手くなったんだよな、なんてこともたまには考えながら。
どうやらそれは淳も同じようで、特に強い興味を示した訳ではなさそうだった。
次はどうやら「悲劇の双子」について報じるらしい。これにはちょっとだけ興味が湧く。
それでも、自分達以上の悲劇はないよ、と淳をちらりと盗み見た。
好き合っているのに、家族だから、兄弟だから、双子だから言えない。
これ以上の悲劇があるもんか。
テレビの中の双子は、どうやら生まれたときに取り違えられたらしく、その後20年近くも離れて暮らしていた、というものだった。
双子の片割れは他人の子供として育ち、双子の兄弟だと思っていたのはその他人の子供だった。
そんな、悲劇。
最後はどうやら和解して、元の家族のところで過ごすことになったらしい。
それからしばらくして、ちょっとしたコーナーの後に番組が終わったから、テレビの電源を切った。
「…ねぇ、さっきの双子について、どう思う?」
少しだけ静かになった部屋で、淳が口を開いた。
「さっきのって、悲劇のやつ?」
「うん」
俺と淳は、実はそんなに似ていない。と俺たちは思っている。
淳がルドルフに行ってからは特に。
六角にいた頃は、確かに同じ背丈だったし髪型だって少しでも似ていたかったから同じにしていた。
だけど淳の方が目元は柔らかい印象だし、髪質は俺の方が良い。癖や好みだってあまり一致しない。
それに今は5cmほど背も違う。悔しいことに、何故か淳の背は俺よりも伸びた。お兄ちゃんなのは俺なのに。
「もし俺と淳のどっちかが入れ違ってたとしても」
「うん」
「淳は俺の大事な弟ってことに変わりはないよ」
「…そっか。良かった」
「でも、ちょっとだけ羨ましいかな」
もしも、淳と血が繋がってなければ。他人だったら。
きっと外聞とか、世間体とか、そういった面倒なことすべてを気にしないで淳を愛せるのに。
だから、ちょっとだけあの双子が羨ましい。
そう言うと、淳も笑った。
「僕も」
同じことを考える僕らはやっぱり双子だって淳が言って、それからしばらく二人で笑い合った。
そんな、悲劇。